
言葉を紡ぎ音を飛ばし声を鳴らす。
あちらこちらの路地を飛び回り海や谷
道無き道も駆け巡る。
点は像を奏で空間は轟き響きわたる、
乱高下する光をしたため音は
緩やかに身体を奪い心は出会うことのない
楽園を彷徨うのか。
ふんわりと哀しみの淵にとどまるのか。
女優であり声優であり脚本を書き
学生時代は建築を学び
今はドキュメント映画監督でもある
玉井夕海は歌うたいであります。
この唄たちの銀色の盤に浮かぶ音は
今目指すべき場所を照らすのであると
僕は確信してこの作品を世に放つ
手伝いが出来たことを
光栄に思います。
不破大輔